SIMフリーのiphoneであれば、格安SIMを問題なく使えます。また、大手キャリア(ドコモ、au)で購入したiPhoneでも、SIMロックを解除することなく格安SIMを使うことは可能です。ソフトバンクで購入したiPhoneは、SIMロック解除してSIMフリーにすれば格安SIMを利用することができます。

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iPhoneで格安SIMを使う方法

iPhoneで格安SIMを使うには、ドコモのiPhoneかSIMフリーのiPhoneが必要です。
また、2015年7月から、auのiPhone(iPhone 5以降)でも、格安SIMが使えるようになりました。

ドコモのiPhoneで格安SIMを使う場合

ドコモのiPhoneであれば格安SIMを契約後、SIMカードを差し替えるだけですぐに使うことができます。SIMロックの解除は必要ありません。

これは、格安SIMを提供している多くの通信業者(MVNO)はドコモの回線を借りているからです。ドコモのiPhoneであれば、ほぼSIMフリーとして使えますので、安心して格安SIMに乗り換えることができます。

格安SIM対応iPhone

  • iPhone 5c
  • iPhone 5s
  • iPhone 6
  • iPhone 6 Plus
  • iPhone 6s
  • iPhone 6s Plus
  • iPhone SE
  • iPhone 7
  • iPhone 7 Plus

以上のドコモのiPhoneで格安SIMが使えます。

auのiPhoneで格安SIMを使う場合

auのiPnoneでも格安SIMを使うことはできますが、「UQモバイル(mobile)」や「mineo」など、au系の格安SIMしか使うことができず、選べる格安SIMに制限があります。使いたい格安SIMが対応していない場合があるので注意しましょう。

ただしSIMロックを解除すれば、テザリングとSMSの送受信が使えないという欠点はありますが、ドコモ系の格安SIMを使うことができます。

さらに注意する点として、auのiPhoneで格安SIMを使う場合、4Gの圏外でデータ通信ができません。(音声通話は3Gで利用できる。)
iPhoneの電波の状態がいつも4Gになっていれば何ら問題ありませんが、3Gと表示されることの多い地域の人は、auのiPhoneで格安SIMを使うとネットに繋がらない状況が多くなるため、あまりおすすめできません。ドコモのiPhoneにするか、SIMフリーのiPhoneにしましょう。

格安SIM対応iPhone

  • iPhone 5c
  • iPhone 5s
  • iPhone 6
  • iPhone 6 Plus
  • iPhone 6s
  • iPhone 6s Plus
  • iPhone SE
  • iPhone 7
  • iPhone 7 Plus

以上のauのiPhoneで格安SIMが使えます。

auのiPhone 5で格安SIMが使える!?

auのiPhone 5でも格安SIMが使えますが、LTEの対応エリアが狭いため圏外になる可能性が高いです。

LTE対応エリアが狭い

auのLTEの周波数帯(LTEバンド)は「800Mhz」「1.5Ghz」「2.1Ghz」などがありますが、iPhone 5は「2.1Ghz」の電波のみに対応しています。つまり、auのiPhone 5はLTE対応エリアが非常に狭いため、圏外になる可能性が高いです。

一応使えるという情報はありますが、iPhone 5で格安SIMを使うのはやめておいた方が良さそうです。

ソフトバンクのiPhoneで格安SIMを使う場合

残念なのはソフトバンクで購入したiPhoneです。そのままでは格安SIMを利用することはできません。
格安SIMを使いたい場合は、SIMロック解除する必要があります。

2015年5月1日以降に発売されたiPhone(iPhone 6s / 6s Plus / SE / 7 / 7 Plus)ならSIMロックの解除ができるようになったので、ソフトバンクのiPhoneでも格安SIMを利用することができます。

SIMロック解除とは

これまで、各キャリアで契約したスマホにはSIMロックがかけられていたため、格安SIMを自由に選択することができませんでした。しかし総務省からの通達により、2015年5月1日以降に発売されたスマホであれば、簡単にSIMロックの解除ができるようになりました。ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアのiPhoneでも自由に格安SIMを選ぶことができます。

ただし、SIMロック解除をするには、各キャリアごとにいくつか条件が付けられています。
ドコモのiPhoneの場合、iPhoneを購入してから6カ月以上経過している必要があり、ドコモと契約中か、または解約から3カ月以内である必要があります。

ソフトバンクも同じように、購入から180日以上経過している必要があり、ソフトバンクと解約後3カ月以内である必要があります。
auの場合は、iPhoneを購入してから6カ月経過している必要があります。

SIMロック解除とは何?どうすれば解除できるの?

各キャリアのiPhoneのSIMロック解除条件について

iPhoneをSIMロック解除するには、2015年5月1日以降発売のSIMロック解除対応端末である必要があります。iPhone 6s以降のシリーズとなります。

  • iPhone 6s
  • iPhone 6s Plus
  • iPhone SE
  • iPhone 7
  • iPhone 7 Plus
ドコモ iPhone ・購入日から6か月以上経過していること。
・ドコモ契約中、または解約から3か月以内。
・契約者本人が購入した端末であること。
・月々の支払いに滞りがないこと。
・ネットワークの利用制限など各種ロックがかかっていないこと。
au iPhone ・購入日から6か月以上経過していること。
・故障しているiPhoneは修理完了後のお手続きとなります。
・ネットワーク利用制限中のiPhoneでないこと。
ソフトバンク iPhone ・購入日から6か月以上経過していること。
・ソフトバンク契約中、または解約から3か月以内。
・契約者本人が購入した端末であること。

SIMフリーの「iPhone」

ドコモ、au、ソフトバンクの各キャリアから販売されているiPhoneにはどれもSIMロックがかけられていますが、Apple Storeやインターネット上で購入できるiPhoneの中には「SIMフリー」版もあります。

大手3キャリアと契約せずにSIMフリーのiPhoneを手に入れたい場合は、アップルストアーなどのインターネット経由で購入しましょう。その際はくれぐれも「SIMフリー」と記載されているか確認しましょう。

SIMフリーのiPhone

SIMフリーのiPhoneは以下のモデルになります。

  • iPhone 4
  • iPhone 4s
  • iPhone 5c
  • iPhone 5s
  • iPhone 6
  • iPhone 6 Plus
  • iPhone 6s
  • iPhone 6s Plus
  • iPhone SE
  • iPhone 7
  • iPhone 7 Plus

※SIMフリーのiPhoneで楽天モバイルの格安SIMを使いたい場合、3G専用端末は対象外ですのでiPhone 4とiPhone 4sは使えません。

おすすめの格安SIM

mineo(マイネオ)

mineoはドコモ回線とau回線のどちらも利用できるマルチキャリア対応の格安SIMです。

そのため、ドコモまたはauのスマホを持っているユーザーはSIMロック解除することなく気軽に利用することができます。

選べるプランに関しては「音声通話込み」と「データ通信のみ」でそれぞれ5プラン用意されており、500MBから10GBまでのデータ容量の幅があるため、ネットを余り使わないライトユーザーからネットをよく使うヘビーユーザーまであらゆるユーザーにおすすめできます。

また、データ容量が不足した際は、家族や友人など誰とでもパケットを分け合える「パケットギフト」があります。
さらに、ユーザー間でデータ容量を共有できるフリータンクが用意されており、月に1GBまで無料でデータ容量をチャージすることができるmineo独自のユニークなサービスもあります。

バースト機能やデータ繰り越し、データシェアなど、他社が展開している便利な機能は網羅されており、ライトユーザーからヘビーユーザまで満足できる格安SIMです。

どの格安SIMにするか迷ったらまずはmineoを選ぶことをおすすめします。

mineoの申し込みから設定・開通の手順を下記でまとめましたので、mineoに申し込む際に参考にしてください。

iPhoneでmineoの申し込みから設定・開通までの全手順を解説

イオンモバイル

イオンモバイルは料金の安さとプランの多さが評判の格安SIMです。

音声通話対応SIMが11種、データ通信専用が10種、シェア対応が8種あり、全てをあわせて29種類ものプランが用意されています。

選べるデータ容量の幅も500MBから50GBと幅広く展開されているため、ネットをたくさん使う人からそれほど使わない人まで多くの人に最適なプランが必ず見つかります。

さらに月額料金はデータ通信専用プランなら1GBプランが480円/月〜と激安価格です。チャージは月に1GBのみという条件付きですが、480円とこちらも安い料金設定になっています。

全国200店舗以上あるイオンで直接申し込みや相談ができるのも大きなメリットです。
即日開通できる点を謳ってはいますが、混雑状況によっては不可になってしまうことがあるので、申し込みの際は電話で問い合わせてからにした方がよいでしょう。

UQ mobile(UQモバイル)

UQ mobileはau回線の格安SIMです。au回線を扱っているMVNOはまだ少ないためauユーザーにとっては、うれしいメリットではないでしょうか。

ネット通信はWiMAXだけあって、非常に安定していて高速です。

さらにUQ mobileの特徴として、音声通話が非常にお得です。
月額料金に無料通話分が含まれているため高額に見えますが、電話をよくかける人は結果的に大変安くなります。

最低利用期間が長い(2年)点と選べるプランが少ない点がデメリットですが、そこが気にならないのであれば、非常におすすめな格安SIMです。

Y!mobile(ワイモバイル)

ワイモバイルの最大の特徴は、月に10分以内の通話が300回まで無料の音声通話プランがある点です。

格安SIMの音声通話料金は基本的に20円/30秒のため、通話料金が気になって格安SIMに乗り換えられなかった人がいるかと思います。

1回10分という制限はありますが、50時間/月も無料通話することができるので、仕事などで電話をよくかける人にとっても最適な格安SIMだと思います。

無料通話分が含まれているため、ほかの格安SIMに比べると割高ですが、「ワンキュッパ割」を筆頭に「スマホプラン割引」など、お得なサービスが充実している点も注目です。

速度よし、通話よし、充実した定額プランなど、総合的に見て評価の高い格安SIMです。

楽天モバイル

楽天モバイル、大手ネットショップ「楽天市場」が運営している格安SIMです。

毎月支払う月額料金で楽天スーパーポイントを貯めることができます。そのほかにも楽天市場でお買い物をした際のポイントが2倍になるなど、楽天をよく利用するユーザーに特におすすめの格安SIMです。

1GBあたりの月額料金は他の格安SIMに比べて比較的安く、さらに初回のみ月額料金が無料になるなど、価格面において他の格安SIMを一歩リードしている印象です。

ただし、データ容量が不足した際のデータチャージ料金がやや割高なのに注意が必要です。

格安SIMの弱点である音声通話は、楽天でんわを使えば5分以内の国内通話が何度でも無料※です。
※月額850円
090の電話回線ですので、通信品質は問題ありません。

さらに独自店舗も用意されているので、なにか問題があった際も気軽に相談できて安心です。