楽天モバイルは、大手ネットショップである楽天市場を運営している会社が運営している格安SIMです。そのため楽天市場との連携でとても魅力的なサービスを展開しています。
また、主要な都市部に独自店舗を開いているため、格安SIMに詳しくない初心者はもちろん、上級者の方にもおすすめのサービスを直接提案してもらえるので、納得して契約することができます。
ここでは楽天モバイルの料金やメリット・デメリットなどを詳しく解説して、楽天モバイルを評価していきます。
初期手数料 | 3,394円 |
---|---|
1GBあたりの料金(税抜) ※音声対応SIMの場合 | 516円 |
100MBあたりのチャージ料金 | 300円 |
LTE回線 | ドコモ |
容量別プラン数 | 6プラン |
最低利用期間 | 12か月 |
違約金 | 9,800円 |
高速通信速度 | 262.5Mbps |
低速通信速度 | 200kbps |
通信制限(3日間制限) | あり |
バースト機能 | × |
高速通信オン・オフ | ○ |
データ容量繰り越し | ○ |
データシェアプラン | ○ |
090音声通話かけ放題 | ○ |
店頭申し込み |
|
即日開通 | 可能 |
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目次
楽天モバイルを選ぶメリット
楽天モバイルを選ぶメリットを簡単にまとめると以下のようになります。
- 楽天スーパーポイントが貯まる
- データ通信量を繰り越せる
- 国内通話が無料
- ネットでも実店舗でも契約できる
- 初回のみ月額料金が無料
- コンビニでSIMの受け取り可能
- 楽天市場で白ロムを探せる
上記のメリットを詳しく解説していきます。
楽天スーパーポイントがもらえる
毎月のお支払いで100円につき、楽天スーパーポイントが1ポイント(1円相当)貯まります。さらに音声通話SIMを契約中はずっと楽天市場でのお買い物ポイントが2倍になります。ネットでのお買い物を楽天でよくするという人には、とてもうれしい制度ではないでしょうか。
さらに、楽天市場や楽天カードで買い物をした際に貯まったポイントは、毎月の支払いに使うことができますので、月額料金をよりやすくすることが可能です。
また、楽天会員なら契約時の「お客さま情報」を自動で入力されますので、申し込みの時の手間が省ける点も何気に便利です。
データ通信量を繰り越せる
契約したデータ通信量を使い切らなかった場合は、次月に繰り越すことができます。たとえば、3.1GBプランで2.8GB使い、300MB余った場合、次月は3.4GB使うことができますので、データ容量をムダにすることがありません。
楽天でんわで国内通話が無料
楽天でんわサービスを使った5分以内の国内通話なら、何度かけても無料です。090の電話回線なので、電話番号はもちろん同じですし、通信品質も問題ありません。月額850円で利用できます。
5分を過ぎた通話は30秒で10円かかりますが、たいていの格安SIMの通話料金は30秒で20円ですので、通常の通話料金の半額となり、とてもお得です
電話番号は同じ
楽天でんわなら、現在使用している携帯電話の番号をそのまま使用することができます。このようにIP電話とは異なり、現在の携帯電話番号と同番号を使えるため、通話相手にあなたからの電話だとわかるのでお互いに安心です。
通話品質がよい
IP電話は音声品質が低いため、会話の途中で途切れることがよくあります。重要な商談など、ビジネスで使う携帯電話では安定した通話品質が必要です。楽天でんわは電話回線を使用しているため、会話が途切れることなくスムーズにコミュニケーションできます。
独自店舗から申し込み可能
ネットからでも楽天モバイルを契約できますが、実店舗でも契約可能です。家電量販店での取り扱いは少ないですが、代わりに「楽天モバイルショップ」を展開しており、さまざまな疑問点を独自店舗で直接聞くことができるので、特に初心者の方には大変心強いのではないでしょうか。
ちなみにこの楽天ショップですが現在、東京、愛知、大阪などの都市に計7店舗展開中です。(2016年10月現在)
家電量販店に常設された格安SIMコーナーよりもサービスの疑問に回答してくれるので、安心して楽天モバイルに乗り換えられると思います。
今後の楽天モバイルショップの拡大にも期待したいところです。
初月は月額料金が無料
契約した初月のみ、月額料金が無料になります。ただし、最低利用期間が12か月と、他の格安SIMよりも長めなので注意しましょう。
コンビニでSIMの受け取りが可能
コンビニでのSIMカードの受け取りサービスを実施しています。楽天モバイルサイトのコンビニ受け取り専用画面から申し込みを完了させると、ローソンの一部の店舗でSIMの受け取りができます。
対応可能な店舗は、まだ渋谷や世田谷区のごく一部の店舗だけですので、今後の拡大に期待したいところです。
楽天市場から白ロムを探せる
楽天モバイルで取り扱っているスマホの種類はとても豊富ですが、もっと自由にスマホを探したい人もいるでしょう。そんな人は楽天市場から白ロムのスマホを手に入れることも考えてみましょう。
楽天モバイルの「セット販売端末」ページの「楽天市場で中古端末を探す」から中古のスマホを探すことができます。
白ロムの購入時にも、もちろんポイントを獲得できます。楽天市場と同一会社ならではの連携で、お得に便利に利用できます。
楽天モバイルのデメリット
- 最低利用期間と違約金がある
- 選べるプランが3.1GBから
- チャージ料金が他社に比べて多少割高
- 通信制限あり
最低利用期間に注意
楽天モバイルのデメリットとしてまず考えられるのは、最低利用期間があるという点でしょう。そしてこの最低利用期間は12か月と長く、違約金も9800円かかります。
この最低利用期間ですが、音声通話対応SIMの場合の話であって、データ通信専用SIMにはありません。もちろん違約金も発生しません。
選べるプランが3.1GBから
選べるプランは「データ通信専用」「音声通話対応」ともに3.1GBからとなっています。
スマホでインターネットをあまり利用しない人にとってはデータ容量が多すぎるため、やや不向きといわざるを得ません。逆にそこそこネットを使うユーザーであればちょうどよい容量だといえます。
チャージ料金が割高
楽天モバイルのチャージ料金は100MBあたり300円と他社よりも少し割高に設定されています。たとえばイオンモバイルの格安SIMは100MBあたり48円、マイネオは150円、IIJmioは200円、ワイモバイルは100円と他社よりも割高です。
毎日利用している中でデータ容量を頻繁に追加しているなら、ひとつ上のプランである「5GBプラン」を選ぶとよいでしょう。
通信制限あり
3日あたりの通信制限があります。
各プランでの3日あたりの通信速度制限の目安は下記の通りです。
3.1GBプラン:540MB、5GBプラン:1GB、10GBプラン:1.7GB
楽天モバイルの料金一覧
楽天モバイルの音声通話対応SIMの月額料金を一覧表にまとめました。
プラン名 | 月額料金 | 最大速度 | チャージ料 | 通話料(国内) | SIM枚数 |
---|---|---|---|---|---|
ベーシックプラン | 1,250円 | 200Kbps | 300円/100MB | 20円/30秒 | 1枚 |
3.1GBプラン | 1,600円 | 262.5Mbps | 300円/100MB | 20円/30秒 | 1枚 |
5GBプラン | 2,150円 | 262.5Mbps | 300円/100MB | 20円/30秒 | 1枚 |
10GBプラン | 2,960円 | 262.5Mbps | 300円/100MB | 20円/30秒 | 1枚 |
20GBプラン | 4,750円 | 262.5Mbps | 300円/100MB | 20円/30秒 | 1枚 |
30GBプラン | 6,150円 | 262.5Mbps | 300円/100MB | 20円/30秒 | 1枚 |
そのほかのプラン別の料金や割引プランなどの詳細は下記にまとめました。
楽天モバイルの評価まとめ
楽天市場でよく買い物をするなら、ぜひ選びたい格安SIM!
楽天モバイルは、楽天市場をよく利用するユーザーにとって、とてもメリットの多い格安SIMとなっています。
例えば月額の利用料金が100円ごとに、楽天スーパーポイントが1ポイント還元されたり、端末とSIMを同時に一括購入することで最大2000ポイントの還元など、魅力的なキャンペーンが数多く展開されております。
また独自店舗を展開しているのも大きな魅力です。独自店舗があることで専門の販売員に不明な点を直接聞くことができ、さらに即日開通も可能です。
独自店舗の数はまだまだ少ないですが、全国に店舗を展開して対面販売に力を入れているので、初心者から上級者まで安心して申し込めます。
また、通信速度のテスト結果では平日休日ともに20Mbpsを超えたあたりで安定していましたので、動画再生もストレスなしでおこなうことができます。
データ容量に関してですが、1GBあたりの価格は516円ですので安い部類に入りますが、チャージ料金が100MBあたり300円ですので、他の格安SIMに比べるとやや割高なのが残念なところ。
何度もチャージをするほどネット接続が多い場合は、最初から5GB以降のプランを選択した方が楽天スーパーボイントも貯まりやすく、ムダなチャージ料も払わずに済むので、プランの変更をしましょう。
デメリットとしては選べるプランが3.1GBからなので「ほとんどネットはしない」というライトユーザーにはやや不向きかもしれません。さらに違約金が約1万円もかかるので注意が必要です。
このように楽天モバイルにもメリットデメリットはありますが、1GBあたりの月額料金はほかの格安SIMに比べて安い方ですので、利用期間と希望のデータ容量プランに問題がなく、さらに楽天をよく利用するユーザーにはぜひおすすめしたい格安SIMです。
MMD研究所がおこなった「2016年9月格安SIMサービスの利用動向調査」において、「メインで利用している格安SIMサービス」という項目で、シェアナンバーワンを獲得しており、楽天モバイルが高く評価されていることが証明されています。
1位 | 楽天モバイル | 20.7% |
---|---|---|
2位 | OCNモバイル ONE | 13.5% |
3位 | IIJmio | 9.2% |
4位 | mineo | 8.9% |
5位 | BIGLOBE SIM | 6.5% |
※15歳~69歳の男女35,161人を対象
このように楽天モバイルが多くのシェアを獲得しているという結果から、多くのユーザーに高く評価されているといえます。