「格安SIM(格安スマホ)で月額料金が大幅に安くなる!」という話をこの頃よく聞くようになりましたが、どれくらい安くなるのでしょうか?
ここでは、格安SIMの安さの理由やどれくらい安くなるのかを分かりやすく解説します。
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格安SIMでスマホの月額料金が安くなる理由
このページを訪れたということは、格安SIMでスマホの月額料金を安くしたいと思っている人でしょう。なぜ格安SIMに乗り換えると月額料金が安くなるのでしょうか?
それは大手キャリアにあるような通話し放題、いわゆる「かけ放題」や端末代の割引などの余分なサービスをなくすことで、月々の利用料金を安くすることができているのです。
なかでも最大のメリットは通信料金がとても安いということです。MVNOによって差はありますが、大手キャリアの半額以下で運用することができます。
またデータ容量ごとに多彩なプランが用意されているので、自分の利用目的によって最適な格安SIMを選ぶことができます。結果的に無駄なサービスを省くことができるため、料金を節約することができるのです。
- 音声通話のかけ放題や端末代の割引などのサービスを省いている
- ユーザーサポートを最低限にしている
- 広告費をかけていない
- 通信速度や通信データ容量を制限している
- 通信設備への投資がない
格安SIMはこんな人におすすめ
- 電話は受け取り中心で自分からはほとんど掛けない
- LINEやFacebookなどのSNSアプリは使いたい
- 海外でインターネットを安く使いたい
「通話時間が少ない」人であればあるほど、格安SIMに乗り換えると月額料金は安くなります。毎月のスマホ料金を大手キャリア(docomo、au、ソフトバンク)に7,000円程度支払っている場合、格安SIMに乗り換えると毎月の支払いは平均して約2,000円〜3,000円程度にできることが調査結果に出ています。
ただし、普段からスマホで長電話をするという人が格安SIMに乗り換えてしまうと、キャリアのスマホよりも割高になってしまうので注意が必要です。
なぜなら格安SIMには、大手キャリアのような定額での「かけ放題」サービスがないからです。どのサービスを利用しても、30秒で20円ほどの通話料が発生します。
つまり、格安SIMの安さの秘密はインターネットやアプリ使用時に使うデータ通信費が安くなるということです。電話はあまりしないけど、LINEを使ったりインターネットをおもに楽しみたいという人におすすめなのです。
ほかには、海外旅行したときに「スマホで地図アプリやメールをしたい」「タブレットでインターネットをしたい」という人にも格安SIMを利用すると大幅に月額料金を安くすることができます。
格安SIMの月額料金は平均2,000円程度
みなさんが現在契約している大手3キャリアのスマホから格安スマホや格安SIMに乗り換えた場合、本当に安くなるのか不安に思っている人は多いと思います。
スマートフォンの消費者の動向や市場調査を専門におこなっているMMD研究所の調査によると、ドコモ、au、ソフトバンクといった大手3キャリアと契約しているユーザーの月額料金は平均7,433円に対し、格安SIMユーザーの月額料金は平均で2,067円という調査結果となりました。格安SIMの方が月額で5,000円以上も安くなっているという驚くべき料金差となっています。
スマホ全体の月額料金は平均4,066円なので、多くのユーザーにとって格安SIMに乗り換えた場合、かなり安くなったと感じていると思ってよいでしょう。
格安SIMの月額料金(OCNモバイル ONE音声通話対応SIMの場合)
月額料金(3GBコース) | 1,800円 |
---|---|
通話料 | 20円/30秒 |
月額合計で2,000円〜3,000円前後
大手3キャリアと格安SIMの平均月額料金(MMD研究所調べ)
大手3キャリア | 7,433円 |
---|---|
格安SIM | 2,037円 |
格安SIMだと大手3キャリアと比べて毎月5,000円以上の節約が可能。
現在スマートフォンに払っている月額料金(MMD研究所調べ)
大手3キャリア | 格安SIM | |
---|---|---|
¥1,000未満 | 1.1% | 14.2% |
¥1,000〜¥2,000 | 1.5% | 47.2% |
¥2,000〜¥3,000 | 3.0% | 17.0% |
¥3,000〜¥4,000 | 3.3% | 11.3% |
¥4,000〜¥5,000 | 6.2% | 5.7% |
¥5,000〜¥6,000 | 10.5% | 0.9% |
¥6,000〜¥7,000 | 15.2% | 1.9% |
¥7,000〜¥8,000 | 17.1% | 0.0% |
¥8,000〜¥9,000 | 16.0% | 0.0% |
¥9,000〜¥10,000 | 9.4% | 0.0% |
¥10,000以上 | 12.8% | 0.0% |
わからない | 3.9% | 1.9% |
格安SIMの利用者が支払っている月額料金で最も多いのが1,000円以上2,000円未満。
5,000円以上支払っているユーザーは10%以下という調査結果です。
一方で、大手3キャリアの月額料金で最も多いのは、7,000円〜8,000円という結果になっています。
格安SIMユーザーの70%以上は満足
また、スマートフォンの月額料金についての感想を調査したところ、大手3キャリアのユーザーの内49.5%が「とても高いと思う」と回答しており、格安SIMユーザーの45.2%が「妥当だと思う」と回答しています。格安SIMに対して高いと感じているユーザーは30%未満です。
スマートフォンの月額料金の感想(MMD研究所調べ)
大手3キャリア | 格安SIM | |
---|---|---|
とても高い | 49.5% | 10.6% |
どちらかといえば高い | 35.5% | 18.3% |
妥当 | 12.2% | 45.2% |
どちらかといえば安い | 2.2% | 17.3% |
とても安い | 0.5% | 8.7% |
格安SIM利用者の70%以上が月額料金に満足しています。
格安SIMの満足度(MMD研究所調べ)
MMD研究所の満足度調査によると格安SIMに乗り換えたユーザーの73.7%が料金や通信品質、サービス内容などに満足しており、不満を感じているユーザーはわずか2.9%という結果となりました。
この結果から格安SIMは料金の面だけでなく、サービス内容や通信品質など、トータルして評価されていることが分かります。
とても満足 | 20.2% |
---|---|
やや満足 | 53.5% |
どちらでもない | 23.4% |
やや不満 | 2.3% |
不満 | 0.6% |
※MMD研究所 2016年3月格安SIMサービスの満足度調査より
まとめ
このように格安SIMの安さの秘密は、余分なサービスをなくすことで実現しています。さらに通信料金の安さが特徴的で、MVNOによって差はありますが、大手キャリアよりも半額以下で運用することも可能です。
また、データ容量ごとにさまざまなプランが用意されているので、自分の使い方に合ったプランを選ぶことで、さらに節約ができるのです。ほとんど通話をしないのであれば、格安SIMに乗り換えない理由はありません。
おすすめの格安SIM
mineo(マイネオ)
mineoはドコモ回線とau回線のどちらも利用できるマルチキャリア対応の格安SIMです。
そのため、ドコモまたはauのスマホを持っているユーザーはSIMロック解除することなく気軽に利用することができます。
選べるプランに関しては「音声通話込み」と「データ通信のみ」でそれぞれ5プラン用意されており、500MBから10GBまでのデータ容量の幅があるため、ネットを余り使わないライトユーザーからネットをよく使うヘビーユーザーまであらゆるユーザーにおすすめできます。
また、データ容量が不足した際は、家族や友人など誰とでもパケットを分け合える「パケットギフト」があります。
さらに、ユーザー間でデータ容量を共有できるフリータンクが用意されており、月に1GBまで無料でデータ容量をチャージすることができるmineo独自のユニークなサービスもあります。
バースト機能やデータ繰り越し、データシェアなど、他社が展開している便利な機能は網羅されており、ライトユーザーからヘビーユーザまで満足できる格安SIMです。
どの格安SIMにするか迷ったらまずはmineoを選ぶことをおすすめします。
mineoの申し込みから設定・開通の手順を下記でまとめましたので、mineoに申し込む際に参考にしてください。
イオンモバイル
イオンモバイルは料金の安さとプランの多さが評判の格安SIMです。
音声通話対応SIMが11種、データ通信専用が10種、シェア対応が8種あり、全てをあわせて29種類ものプランが用意されています。
選べるデータ容量の幅も500MBから50GBと幅広く展開されているため、ネットをたくさん使う人からそれほど使わない人まで多くの人に最適なプランが必ず見つかります。
さらに月額料金はデータ通信専用プランなら1GBプランが480円/月〜と激安価格です。チャージは月に1GBのみという条件付きですが、480円とこちらも安い料金設定になっています。
全国200店舗以上あるイオンで直接申し込みや相談ができるのも大きなメリットです。
即日開通できる点を謳ってはいますが、混雑状況によっては不可になってしまうことがあるので、申し込みの際は電話で問い合わせてからにした方がよいでしょう。
UQ mobile(UQモバイル)
UQ mobileはau回線の格安SIMです。au回線を扱っているMVNOはまだ少ないためauユーザーにとっては、うれしいメリットではないでしょうか。
ネット通信はWiMAXだけあって、非常に安定していて高速です。
さらにUQ mobileの特徴として、音声通話が非常にお得です。
月額料金に無料通話分が含まれているため高額に見えますが、電話をよくかける人は結果的に大変安くなります。
最低利用期間が長い(2年)点と選べるプランが少ない点がデメリットですが、そこが気にならないのであれば、非常におすすめな格安SIMです。
Y!mobile(ワイモバイル)
ワイモバイルの最大の特徴は、月に10分以内の通話が300回まで無料の音声通話プランがある点です。
格安SIMの音声通話料金は基本的に20円/30秒のため、通話料金が気になって格安SIMに乗り換えられなかった人がいるかと思います。
1回10分という制限はありますが、50時間/月も無料通話することができるので、仕事などで電話をよくかける人にとっても最適な格安SIMだと思います。
無料通話分が含まれているため、ほかの格安SIMに比べると割高ですが、「ワンキュッパ割」を筆頭に「スマホプラン割引」など、お得なサービスが充実している点も注目です。
速度よし、通話よし、充実した定額プランなど、総合的に見て評価の高い格安SIMです。
楽天モバイル
楽天モバイル、大手ネットショップ「楽天市場」が運営している格安SIMです。
毎月支払う月額料金で楽天スーパーポイントを貯めることができます。そのほかにも楽天市場でお買い物をした際のポイントが2倍になるなど、楽天をよく利用するユーザーに特におすすめの格安SIMです。
1GBあたりの月額料金は他の格安SIMに比べて比較的安く、さらに初回のみ月額料金が無料になるなど、価格面において他の格安SIMを一歩リードしている印象です。
ただし、データ容量が不足した際のデータチャージ料金がやや割高なのに注意が必要です。
格安SIMの弱点である音声通話は、楽天でんわを使えば5分以内の国内通話が何度でも無料※です。
※月額850円
090の電話回線ですので、通信品質は問題ありません。
さらに独自店舗も用意されているので、なにか問題があった際も気軽に相談できて安心です。