mineo(マイネオ)の大きな特徴は、ドコモとauのどちらのスマホも使える格安SIMであるという点です。また、豊富なプランと魅力的なオプション機能が充実しており、全体的に欠点の少ない格安SIMとなっています。
Aプラン(au)の方がDプラン(ドコモ)よりも料金設定が安くされているため、auユーザーの方がお得に利用できます。また、最低利用期間がなく、違約金もなしの格安SIMですので、使ってみて万一自分に合わないと思った場合はすぐに解約できるのも大きなメリットです。
そのほかでは、通話料が無料になる定額通話オプションや、500MBから10GBまで幅広いデータ容量プランを取り揃えており、それほどネットを使わない人から、毎日ヘビーに使う人にまで、幅広く対応してる格安SIMです。
ここではmineo(マイネオ)の料金やメリット・デメリットなどを詳しく解説して、mineo(マイネオ)を評価していきます。
初期手数料 | 3,000円 |
---|---|
1GBあたりの料金(税抜) ※音声対応SIMの場合 | 533円 |
100MBあたりのチャージ料金 | 150円 |
LTE回線 | ドコモ、au |
容量別プラン数 | 5プラン |
最低利用期間 | なし |
違約金 | なし |
高速通信速度 | 225Mbps |
低速通信速度 | 200kbps |
通信制限(3日間制限) | なし |
バースト機能 | ○ |
高速通信オン・オフ | ○ |
データ容量繰り越し | ○ |
データシェアプラン | ○ |
090音声通話かけ放題 | ○ |
店頭申し込み |
|
即日開通 | 可能 |
※auプラン(Aプラン)のみ、直近3日間に6GB以上のご利用があった場合、通信速度が制限される場合があります。
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目次
mineo(マイネオ)とは
mineo(マイネオ)の最大の特徴はなんといってもドコモ、auの両キャリアに対応しているという点です。このように複数のキャリアに対応している格安SIMはmineo(マイネオ)のほか、IIJmioなど数社のみです。
mineo(マイネオ)のサービス名ですが、ドコモ回線を「Dプラン」、au回線を「Aプラン」としてサービスを展開しています。
月額料金に関してですが、データ通信専用SIMは「Aプラン」「Dプラン」ともに同額ですが、音声通話対応SIMは「Aプラン」の方が90円ほど安く設定されています。
プラン内容は500MBから選択できますので、ネットをほとんどしない人にもおすすめです。
データ容量のチャージ料は150円/100MBと比較的リーズナブルに設定されており、プランは最大10GBまで選べるので、毎月ハードにネットを利用する人もそうでない人も選びやすい格安SIMだといえます。
速度テストをしたところドコモのDプランは平均すると21Mbpsほど出ており、普段使いには十分なスピードです。auのAプランは11Mbpsと標準SIMとしてはやや遅めといった結果になりました。
同じau回線を使っているUQモバイルの速度テストでは、約25Mbpsだったことを考えると通信速度にムラがあるかなと思いましたが、実際に使ってみるとそれほど不便に感じませんでしたので、実用性は決して悪くないと思います。
また、mineo(マイネオ)の人気の高さとして挙げられる点は、その低価格にあります。1GBあたりで計算すると、なんと533円と激安で、さらに最低利用期間なし=違約金なしなのも大きな魅力です。
ただし、12カ月以内にMNP転出(番号を変えずに他社へ乗り換え)すると1万1500円(税別)の手数料がかかりますので、その点については注意が必要です。
そのほか格安SIMの弱点である通話についても、月額840円で月に30分以内の無料通話が可能なオプションが用意されています。
通常の通話料金は20円/30秒ですので、21分で840円に達するため、1か月に21分以上電話をかける可能性がある人は入っておいた方がよいでしょう。
mineo(マイネオ)の選ぶメリット
mineo(マイネオ)の選ぶメリットを簡単にまとめると以下のようになります。
- ドコモもauも選べる格安SIM
- ネットの通信速度も快適
- 専用帯域でスムーズな通信が可能
- 少ない容量から選べるから安く運用できる
- 容量を家族または他人とシェアできる
- アプリでデータ通信料を節約できる
- 手数料無料でデータ容量の変更が可能
- 最低利用期間なし、違約金なし
- キャリア顔負けのオプション内容
auとドコモに対応
mineo(マイネオ)で現在発売されている格安SIMは、ドコモの回線を使ったSIMと、auの回線を使ったSIMの2種類あり、どちらのキャリアも使えるというのが強みです。
au系の格安SIMはまだまだ数が少ない状況ですので、貴重な存在として人気の高い格安SIMとなっています。
ソフトバンクのスマホもSIMロック解除で利用可能
ソフトバンクのスマホでもSIMロック解除をすればmineo(マイネオ)を利用することができます。
SIMロック解除は2015年5月以降に発売されたスマホで可能ですので、ソフトバンクのAndroidのスマホまたはiPnone 6s、iPnone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 7 Plusなら、SIMロック解除後にmineo(マイネオ)を利用することができます。
快適な通信速度
Dプラン(ドコモ)は、月額料金が安いだけでなく、ネットの通信速度も速いと評判です。
使用テストでは平日で16.78Mbps、休日ではなんと20Mbps以上の高速通信が可能でした。大量な画像が貼ってあるような重たいサイトでもサクッと表示できます。
一方、AプランはDプランよりも通信速度は少し落ちますが、しばらく使ってみた感触では動画が途中で止まる、再生できない、といったことはありませんでしたので、安心して使うことができると思います。
スマホを使っている時間帯や通信環境によって多少のムラはありますが、実用面では特に不自由することなく快適に使うことができています。
さらに、「3日間で●●MB以上使ったら低速になる」という、いわゆる3日間制限がないため、毎日使ったデータ量を気にする必要はありません。
専用帯域でスムーズな通信が可能
現在の月額料金にプラス800円を追加してプレミアム会員になると別の専用帯域を使うようになるため、通常よりも快適にネットをすることができます。
通常、昼休みや通勤時間帯はアクセスが集中して、通信速度が遅くなってしまうケースがありますが、このプレミアムコースなら混雑する時間帯でもスムーズにネットを楽しむことができます。
Wi-Fi環境が整っていない場所で、アクセスが集中する時間帯にネットを快適に楽しみたいなら、ぜひ検討したいプランです。
少量から大容量まで様々なユーザー層に適応
データ容量が500MBから10GBまで、計5つのプランが用意されています。少量から大容量まで幅広くプランを用意されているので、各ユーザーの利用シーンに合わせて柔軟に選ぶことができます。
さらに高速データ通信のチャージ料は150円/100MBで、他社よりも割安な料金体系もおすすめしたい点です。
Dプラン(ドコモ)もAプラン(au)も、選べるプランは同じですが、Aプランの音声通話対応SIMの料金がDプランよりも90円安くなっています。このことからauユーザーがmineo(マイネオ)を選ぶメリットはとても高いといえます。
データ容量を家族や他人とシェアできる
mineo(マイネオ)には全ユーザー間でパケットをシェアできる「マイネ王」というサービスが利用できます。
月2回、合計1GBまで使えるユーザー間の共有データです。マイネ王に無料登録すれば毎月21日から末日までパケットを引き出すことができます。
また、契約者と同一住所、最大5回線までであれば、家族間であまったデータ量をシェアし合うこともできます。
さらに余ったデータ容量を誰とでも分け合えるパケットギフトというサービスがあります。余ったデータ容量を友だちと分け合えるので、データ容量を無駄にすることがありません。
これだけ無料でチャージできる手段がありますので、チャージ料金に追加費用が必要になることはあまりないかもしれませんね。
フリータンク
無料でmineo(マイネオ)会員間でパケットをシェアしあえます。
データ容量が足りない場合にフリータンクから最大1GBまでデータ容量を引き出せたり、余ったデータ容量をフリータンクに預けることができます。
※「マイネ王」に登録し、eoID連携が必要となります。
パケットギフト
余ったパケットを友人など誰とでも分け合えるサービスです。
パケットシェア
繰り越したデータ容量を家族や友だち、恋人などグループで分け合えるサービスです。
パケットシェアグループに登録して、ムダなくパケットを活用できます。
アプリでデータ通信料を節約できる
「mineo(マイネオ)スイッチ」アプリでは、通信速度を200Kbpsに制限する代わりに、データ残量を消費しない節約モードに切り替えることができます。
SNSやメール、テキストベースのWebサイトを閲覧する際は節約をオンにして、動画や重いサイトを見るときなど高速通信が必要な際は節約をオフにして高速通信に切り替えましょう。
残量の内訳、当月の使用料など一目でわかります。
iOS、Androidで対応しています。
手数料無料でデータ容量の変更が可能
mineo(マイネオ)には500MB、1GB、3GB、5GB、10GBの計5種類のデータ定額プランがありますが、契約したデータ定額プランではデータ容量が足りなかった、あるいは多すぎたといったことがよくあります。
たいていの格安SIMではデータ定額プランの変更には事務手数料がかかるものですが、mineo(マイネオ)では手数料無料で毎月のプランを変更することができます。
これから格安SIMを申し込みたいユーザーにとってどのプランを選ぶべきかは、とても悩ましい問題です。しかし事務手数料無料でプランを変更できるため、他社よりも気軽に申し込みできると思います。
キャリア顔負けのオプション内容
SMSや留守番電話サービスはもちろん、迷惑電話対策、端末補償など、大手キャリアと比較しても遜色のないオプションが用意されています。
SMS | 120円(音声対応SIMは無料) |
---|---|
国際SMS | 50円〜500円/通(国内送信) |
ウイルスチェック | 200円/月 |
留守番電話サービス | 300円/月 |
迷惑電話ストップサービス | 無料 |
転送電話サービス | 無料 |
割り込み通話サービス | 200円/月 |
端末安心サポート | 370円/月 |
など、その他いろいろなオプションが用意されています。
mineo(マイネオ)のデメリット
mineo(マイネオ)のデメリットをまとめると以下のようになります。
- MNP転出料が契約後12カ月以内だと1万1500円(税別)の手数料がかかる
- Aプランの通信速度はDプランに比べてやや遅め
- AプランとiPhoneの組み合わせはテザリングに非対応
MNP転出の場合は手数料がかかる
mineo(マイネオ)は最低利用期間も違約金も発生しませんが、利用開始月の翌月から1年以内にMNP転出すると、手数料として1万1500円(税別)支払うことになります。
解約ではなくMNP転出する場合は注意しましょう。なお、13か月目以降の手数料は2160円(税別)となります。
通信速度は不安定な傾向のAプラン
Aプランで速度計測した際、通信速度にムラがある時がありましたが、動画の再生でよく止まったり再生できないなどの状態にはなりませんでした。
スマホを使う時間帯や通信環境によって多少気になる時がありましたが、全体的にストレスを感じることなく使用できました。
mineo(マイネオ)のキャンペーン
すでにmineo(マイネオ)の会員や新規申し込みを検討中のユーザーに対してお得なキャンペーンを開催しています。どうせ申し込みをするならお得なキャンペーン中に申し込みましょう。
mineo(マイネオ)のキャンペーンの詳細は以下からどうぞ。
→ mineo(マイネオ)のキャンペーンでお得に申し込もう!
mineo(マイネオ)に申し込む前に考えておくこと
mineo(マイネオ)に申し込む際は、いくつか決めておかなければならないことがあります。スムーズに申し込みが完了するように、申し込みまでに考えておくことを把握しておきましょう。
また、格安SIMを購入するまでの一般的な流れを下記で解説していますので参考にしてください。
mineo(マイネオ)を使うスマホを用意する
まずはmineo(マイネオ)を申し込む前に、スマホを用意する必要があります。新たにスマホを買うのか、それとも手元にあるスマホでmineo(マイネオ)を使うのか決めます。
mineo(マイネオ)はドコモかauのスマホであればSIMロック解除することなく使うことができます。もちろんSIMフリーのスマホを持っている人もそのまま使えます。
ソフトバンクのスマホはSIMロック解除すれば使うことができます。
※端末によって使えない機能があるので、公式サイトで確認してください。
新しくスマホを購入するのであれば、公式サイトから購入すれば間違いありません。どの程度のスペックのスマホを購入すべきか迷うところですが、その人の使い方によって選ぶべきスマホは決まってきます。下記でスマホの選び方を解説していますので参考にしてください。
→ 格安SIMや格安スマホのメリット、デメリットは何ですか?
スマホに合わせたプランを選ぶ
mineo(マイネオ)はマルチキャリア対応なので、ドコモプランとauのどちらかのプランが選べます!どちらのプランも同じ内容なので、使う予定のスマホに合わせて選択しましょう。
ちなみにauで購入したスマホをSIMロック解除して、ドコモのプランを選んでも大丈夫ですし、ソフトバンクで購入したスマホをSIMロック解除してドコモのプランを選んでもOKです。
音声通話が必要か検討する
次に音声通話が必要かどうか検討します。必要な人はデュアルタイプを選択します。デュアルタイプとは、090発信の音声通話※に対応したプランのことで、MNPで電話番号の引き継ぎが可能です。
※090発信の音声通話とは、090/080/070で始まる電話番号での音声通話のことです。
一方で使用目的がネットのみで、電話が必要ない人はシングルタイプを選択します。実はこちらのシングルタイプでも【050IP通話アプリ[LaLa Call(ララコール)]】に加入することで、月額基本料無料で音声通話することができます。
ちなみに、デュアルタイプからシングルタイプへの変更は事務手数料が2,000円かかりますが可能です。
LaLa Call(ララコール)とは
LaLa Call(ララコール)はIP電話なので、デュアルタイプの音声通話に比べて品質が落ちますが、料金はとても安いため、あまり電話を使わない人にとってはこちらで十分かもしれません。
携帯電話、一般加入電話への通話が安い
LaLa Call(ララコール)から携帯電話、または一般加入電話へ電話をかけた際の通話料はとても安いのでお得です。
携帯電話へかけた場合 | 通話料(1分):18円 1分で22円お得 |
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一般加入電話へかけた場合 | 通話料(3分):8円 3分で112円お得 |
アプリ同士 | いつでも通話料無料 |
※通話料が30秒20円の場合
※2017年2月1日から月額基本料100円に価格改定(無料通話100円分付き)。詳細は公式サイトで確認してください。
そのほかにも、留守番電話機能や、もうひとつ別の電話番号を持てるなど、面白いオプションサービスがあります。
データ容量を決める
データ定額プランは500MB、1GB、3GB、5GB、10GBの計5種類のデータ容量を用意しています。過去の自分の通信容量を参考にして、自分に合ったプランを選びましょう。
→ 1か月分の通話時間やデータ通信量を調べて最適なプランを選ぼう
手数料無料で毎月のプランを変更することができますので、合わなかった場合は気軽に変更することができます。
オプションサービスを検討する
mineo(マイネオ)にはスマホを便利に使えるオプション機能が充実しています。自分の利用シーンに合わせて最適なオプションを選択して、便利に運用しましょう。下記ではおすすめのオプションサービスをご紹介します。
mineo(マイネオ)の料金一覧
デュアルタイプ(音声通話対応SIM)の月額料金を一覧表にまとめました。
プラン名 | 月額料金 | 最大速度 | チャージ料 | 通話料(国内) | SIM枚数 |
---|---|---|---|---|---|
500MB | D:1400円 A:1310円 |
225Mbps | 150円/100MB | 20円/30秒 | 1枚 |
1GB | D:1500円 A:1410円 |
225Mbps | 150円/100MB | 20円/30秒 | 1枚 |
3GB | D:1600円 A:1510円 |
225Mbps | 150円/100MB | 20円/30秒 | 1枚 |
5GB | D:2280円 A:2190円 |
225Mbps | 150円/100MB | 20円/30秒 | 1枚 |
10GB | D:3220円 A:3130円 |
225Mbps | 150円/100MB | 20円/30秒 | 1枚 |
そのほかのプラン別の料金や割引プランなどの詳細は下記にまとめました。
mineo(マイネオ)の評価まとめ
mineo(マイネオ)はネットを余り使わないライトユーザーからヘビーユーザーまでおすすめできる、欠点の少ない格安SIMです。
mineo(マイネオ)はドコモ回線とau回線のどちらも利用できるマルチキャリア対応なので、ドコモまたはauのスマホを持っているユーザーはSIMロック解除することなく気軽に利用できる格安SIMです。
au回線のMVNOはまだまだ数が少ないので、このようなマルチキャリア対応は高く評価できます。
選べるプランに関しては「音声通話込み」と「データ通信のみ」でそれぞれ5プラン用意されており、500MBから10GBまでのデータ容量の幅があるため、ネットを余り使わないライトユーザーからネットをよく使うヘビーユーザーまであらゆるユーザーにおすすめできます。
肝心の料金ですが、標準的な水準といった感じですので他社に比べて圧倒的に安い訳ではありませんが、家族割や複数回線割などを使えばよりお得に利用できます。
さらに、ユーザー間でデータ容量を共有できるフリータンクが用意されており、月に1GBまで無料でデータ容量をチャージすることができますので、こういったサービスを使うことで、より安く利用することも可能です。
また、mineo(マイネオ)独自のサービスでマイネ王というものがあります。これはmineo(マイネオ)ユーザーのコミュニティーサイトとなっており、ユーザー間でmineo(マイネオ)に関する疑問やレビューなどを交わす交流の場となっています。なんとオフ会も開催されているほど活発に活動されています。
バースト機能やデータ繰り越し、データシェアなど、他社が展開しているような便利な機能は網羅されています。
このように、mineo(マイネオ)はライトユーザーからヘビーユーザまで満足できる機能を網羅していますので、どの格安SIMにするか迷ったらまずはmineo(マイネオ)を選ぶことをおすすめします。
mineo(マイネオ)の申し込みから設定・開通の手順を下記でまとめましたので、申し込む際の参考にしてください。